香川県建設業協会 創立70周年記念誌
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測 量設計計画施 工検 査 i-Construction(アイ・コンストラクション)とは、国土交通省が進める新しい取り組みで、高齢化等により今後一層深刻化する労働力不足を背景に、建設現場における生産性を向上させ、魅力ある建設現場を目指すもの。 i-Constructionには3つの具体的施策があり、その一つが「ICTの全面的な活用」である。「測量」、「設計」、「施工」、「検査」すべてのプロセスでICT(情報通信技術)を活用。従来人手がかかっていた作業を効率化することによって、少ない日数、少ない人数で工事を完成させることができるようになる。現在、国土交通省と建設各社が手探り状態の中工事を進め、実績を増やしている。<ICT技術を活用した土木のワークフロー>・ 測量の実施・ 設計図から 施工土量を算出・ 設計図に合わせて 丁張り設定・ 丁張りに合わせて施工・ 検測と施工を繰り 返して整形・ 書類による検査500450400350300250200150(万人)2000    2005    2010    2015    2020    2025[建設技能労働者数の推移と推計]必要労働者数労働者数2163502025年には約130万人の離職が予想される□ 安全性の向上□ 労働力不足の  解消□ 工期短縮□ コスト低減□ 品質向上従来の方法ICT技術・ ドローン等による 3次元測量・ 3次元測量データ による設計計画・ ICT建設機械 による施工・ 検査の省力化丁張り・検測手直し不要!重機の日当り施工量約1.5倍作業員約1/3メリットICTが起こす「建設改革」(情報通信技術)01進化する建設技術香川県建設業協会 創立70周年記念誌170

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