香川県建設業協会 創立70周年記念誌
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 河川内の土砂を利用して工事用道路を設置していたが、工期が1年8カ月あり、梅雨時期や台風時期には河川の増水により工事用道路が流出するのを防止することに苦労した。 土留め鋼矢板打設において、家屋が近く、圧入工法が限られた施工条件だった。ウォータージェットや先行掘削等、補助工法を併用し打設を試みたが、さまざまな弊害により打設不可能だったため、周辺地盤に影響を与えず圧入できる工法として、当時まだ一般化していなかった、硬質地盤クリア工法にて施工した。また本工事は、平成25年度の香川県優良建設工事に選出された。 堰本体における中央堰柱(高さh=4.4m、勾配=4.1分、半径R=2,300)のコンクリートの表面の出来栄え。勾配による型枠の浮き止めや、気泡の発生に留意し施工した。〈現場で苦労した点〉〈見てほしいポイント〉〈現場で使用した特筆すべき技術など〉 代表建設工事The 70th anniversary commemorative book113

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