香川県建設業協会 創立70周年記念誌
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 全工程において、病院の業務が行われながらの工事だったため、患者さんや病院スタッフをはじめとする利用者の安全や騒音・振動等への配慮が不可欠だった。また仮設計画は、病院サイドとの綿密な打ち合わせに基づいて各階ごと(Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ期 計10ステージ)に実施した。 地下ピット基礎ベースは、打込鋼製型枠とした。打込鋼製型枠は、コンクリート打設後に脱型せずに存置するので、脱型にかかる工期が短縮できるほか、残材も発生しない。また、コンクリート表面を覆うため、微細なクラックの発生や酸性雨等の影響からコンクリートを守り、中性化を遅らせ鉄筋の錆の発生を防止することができる。 1階の外来は、周回廊下に面して各診療所を配置。ワンウェイで診察が受けられるレイアウトとなっている。〈現場で苦労した点〉〈見てほしいポイント〉〈現場で使用した特筆すべき技術など〉代表建設工事The 70th anniversary commemorative book103

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