香川県建設業協会 創立70周年記念誌

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今口：家庭だけでなく会社の理解とサポートも大切。女性の活躍に力を入れる企業も増えていますし、私自身、社外で仕事を高く評価していただくことも多くなりました。福利厚生などを含めた会社のサポートがきちんとあれば、女性がさらに働きやすくなるのではないでしょうか。和田：環境整備と同時に、建設業そのものの面白さをもっとPRしていく必要もありそうですね。― 今後挑戦してみたいことは？橋本：「いつまでこの仕事ができるのか？」は常に付きまといますが、やっぱり現場が楽しいんです。責任が伴うからこそ面白い。今はとにかく、やれる限りずっとやりたいと思っています。今口：私も今まで通り、「感謝される仕事」を常に目指していくつもりです。和田：一級建築士、一級施工管理技士の資格を取得して、片岡さんのように現場を持ちたい。今は大きい現場が多いので、小規模で身近な個人住宅に興味があります。片岡：自分の立てた計画通りにはなかなか進まないのが現実ですが、私ができることを着実に増やして、一度でいいから「誰からも何も言われることなく、スムーズに計画通り進む」現場を経験してみたいと思っています。― 建設業を目指す人にメッセージを。今口：3Kと言われれば確かにその通りで、覚悟も必要ですが、最近は女性現場職への対応も向上しつつありますし、何より仕事が面白い！和田：外からではわからない面白さを、インターンシップなどで経験してみてほしい。目の色が変わる瞬間を見守ると私までワクワクします。橋本：男性と同じ資格があれば、同じ規模の仕事ができます。負けたくない人を見つけて、何事もポジティブに頑張ること。身につけたスキルは一生の武器です。片岡：一級施工管理技士の資格があれば、官公庁の大きい仕事で自分が頭を張れるチャンスもありますよ。若い人たちが扱う新しい機器や技術で現場の効率が一気に上がることもあって、本当に日々驚かされています。古く凝り固まった考えを、柔軟な発想で刺激してほしいですね。座談会The 70th anniversary commemorative book225