香川県建設業協会 創立70周年記念誌
219/274

高くてまだまだ難しいと思います。急激に増えることはないが、徐々に増えていくのではないでしょうか。【三日月】建設現場は技術や資格を持った人が集まって、仕事をしています。女性も資格を取れば活躍できる場はあります。そのためには専門知識が必要で、工業系の高校や大学を出ていないとなかなか資格は取れません。【矢田】重機オペレーターやトラックの運転手など、建設業界でも体力を必要としない分野なら、女性が進出できる可能性があると思います。介護の分野でパワードスーツができてきていると聞いています。かなり先の話になりますが、建設業でも体力不足を補う器具ができれば、女性も進出しやすくなるのではないでしょうか。50年後の作業現場は全員がパワードスーツを着て作業しているかもしれません。【朝倉】30年前の土木作業現場には必ずスコップやつるはしがありました。今の現場ではほとんど見かけません。そう考えると技術者だけでなく現場作業も女性ができると思います。屋外の作業なので、暑さや寒さの問題はありますが、女性も十分に活躍できると思います。元気で活発な女性に入っていただきたいですね。【森田】土木、建築、舗装の中でも、建築は女性が活躍できる職種が多いと思います。現場でいながら図面を書くなど、男性と女性の役割を分担もできます。建設現場は力仕事というイメージがあると思いますが、今では力仕事は少なくなっています。現場で働く女性は辞めないし、辛抱強い。会社で技術者の1割が女性になれば、どんどん増えていくと思います。座談会The 70th anniversary commemorative book217

元のページ  ../index.html#219

このブックを見る