香川県建設業協会 創立70周年記念誌
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香川県建設業協会 最近20年のあゆみ2011年(平成23年)~2017年(平成29年)東日本大震災  日本は「地震大国」と言われるほど世界的にも地震が多い地域であると同時に、近年の異常気象による集中豪雨など、全国で大きな被害が出ている。2011(平成23)年の東日本大震災や2015(27)年の関東・東北豪雨、2016(28)年の熊本地震、2017(29)年の九州北部豪雨など、災害が起こるたびに地元の建設会社は、すぐに現場に駆け付け、応急復旧活動に奔走した。香川県においても、今後発生が予想されている「南海トラフ巨大地震」に備えて、準備をしておくことが必要である。 2011年3月11日、宮城県牡鹿半島の東南東沖約130㎞を震源とする東日本大震災が発生。地震の規模はマグニチュード9.0、日本周辺における観測史上最大の地震である。震源域は、岩手県沖から茨城県沖までの南北約500㎞、東西約200㎞の広範囲に及び、波高10m以上、最大遡上高40.5mにも上る大津波も発生した。地震の影響で、液状化現象や地盤沈下、ダムの決壊相次ぐ災害と応急復旧活動津波で民家の軒先に乗り上げた貨物船(岩手県釜石市)うずを巻く茨城県大洗町・大洗港付近の海陸に押し寄せて家屋をのみ込む大津波(宮城県名取市)写真提供(3点):共同通信社香川県建設業協会 創立70周年記念誌158

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